辛い理由や原因が分からず、悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
同じ通所サービスにデイサービスがあります。
デイサービスは、「利用者が自宅で生活できるサポートをする」ことを目的にしています。
デイケアは、通所リハビリテーションと言われており、医師常駐の施設で「リハビリを提供し身体機能の回復をサポートする」ことを目的にしています。
デイケア看護師を辞めたい・辛いと感じる理由
そこでデイケアの看護師をしていて、仕事が辛い・辞めたいと感じる理由は以下4つです。
- デイサービスの看護師は急変対応が大変
- 職場の人間関係でのトラブルが発生した
- 給与が安く待遇が見合わない
- レクリエーションが嫌い
では、早速みていきましょう。
理由①デイサービスの看護師は急変対応が大変
理由の1つに、「急変対応が大変」なことです。
なぜなら、デイケアを利用できる方は身体的に機能が低下している方だけではないからです。
具体的には、以下のような方々になります。
- 脳卒中を起こし後遺症の麻痺により身体機能に障害がある方
- 認知症で認知に障害があり日常生活に支障をきたしている方
- 摂食や食事の飲み込みなどに障害がある方
- 言語やコミュニケーションに障害のある方
- 精神科疾患により日常生活に支障を抱えている方
デイケアではリハビリを行い機能回復を目的にしているため、医療的ケアを必要とされる方の割合も高いと言えます。
また、看護師や医師以外の専門職も多く働いており、急変対応ができる職種が限られています。
以上の理由により、急変対応が大変でデイケアの仕事が辛い、辞めたいと感じるケースが多いと言えます。
理由②職場の人間関係でトラブルが発生した
辛い・辞めたい理由の1つに「職場の人間関係でトラブルが発生した」があります。
デイケアでは看護師だけではなく、他職種と連携して仕事をする場合が多いです。
例えば、介護士、相談員、リハビリ専門職、医師などになります。
そのため、職種が違うことでお互い仕事の大変さを把握しづらく、コミュニケーションを円滑に取れないと人間関係のトラブルに発展しやすい環境とも言えるんです。
このような理由により、「職場の人間関係が原因」でデイケアの仕事を辞めたいと考える方が多くいます。
理由③給与が安く待遇が見合わない
デイケアを辞めたい理由の1つに「給料が安く待遇が見合わない」があります。
なぜなら、デイケアの業務では看護知識とリハビリの知識両方の専門性が求められるからです。
同じような業務のデイサービスでは給料面では変わらないにも関わらず、待遇面ではリハビリの知識は必要ありません。
以上の理由により、業務を行うのに求められる内容と給料が見合わないと考え辞めていく方もいます。
理由④レクリエーションが嫌い
辞めたい、辛い理由の1つに「レクリエーションが嫌い」があります。
デイケアでは、リハビリの一環にレクリエーション活動を行う施設が多いです。
平日の5日間行うため具体的には以下のようなことを考える必要があります。
- 内容が被らない
- 安全にできる
- 利用者さんの多くの方が参加できる
- 利用者さんが楽しめる
など考えることも多いです。
そのため、病院勤務では経験しない業務内容で苦手に感じる方も多くいます。
このように、レクリエーションが嫌いでデイケアを辞めたい・辛いと考える方もいるでしょう。
デイサービスの看護師に向いてない人の特徴は?
ここまでは、デイケアを辞める看護師の方々の辞めたい・辛い理由についてご紹介してきました。
ここからは、デイケアに向いている人・向いていない人について解説していきます。
向いていない人の特徴は、看護師としての専門性を極めたいと考える方です。
向いている人は、高齢者の方や精神疾患の方の症状にゆっくりと関わることが好きな方と言えます。
では、順に解説していきます。
デイサービスの看護師に向いてる人
デイケアでは病院とは違い、病気や病状がすぐに回復するわけではないです。
そのため、利用される方の機能回復もゆっくりと経過していきます。
このような背景を踏まえ、ゆっくりと利用者さんと関わり看護をしたいと考える方にはデイケアの看護師は向いていると言えるでしょう。
デイサービスの看護師に向いてない人
看護師としての専門性を磨きたいと考える方には、デイケアは向いていないと言えるでしょう。
なぜなら、業務内容が看護ケアだけでなく入浴介助やリハビリのサポートなど看護以外の内容も含まれるからです。
そのため、専門性を持って活躍したいと感じる方は、デイケアでは自分の立ち位置に悩むことになるでしょう。
看護師がデイサービスを辞める前にできる対処法
ここからは、デイケアでの勤務は辛いけども、少し頑張ってみようと考えている方に向けた内容です。
辞める前にできる対処法は以下4つになります。
- 辛い原因を書き出し客観視する
- 看護師としてスキルアップにバイトに行く
- 休暇を取ってリフレッシュに行く
- 介護士との人間関係が辛い場合は転職も考える
では順に説明していきます。
辛い原因を書き出して客観視する
辞めたい、辛いと感じている時は辞めることを先行しがちです。
しかし原因を書き出すことで問題を客観的に考えることができ、辛い、辞めたいという気持ちを改善することができます。
一度、辛い、辞めたいと感じている原因を紙に書き出し、頭の中を整理してみましょう。
看護師としてスキルを詰める場所へバイトに行く
対処法の1つに「看護師としてスキルをあげる場所へバイトに行く」です。
デイケアでの経験が浅く、辞めたい、辛いと感じる場合は原因となっている経験不足を解消する行動をしてみましょう。
バイトによって経験値が上がればデイケアの仕事内容にもやりがいを感じたり、楽しく感じることもあります。
休暇を取ってリフレッシュする
上記の対策で改善が難しい場合は、あなたの心が疲れてしまっている状態かもしれません。
そんな時は、思い切って休暇を取ってリフレッシュするのもありです。
休むことで、気持ちが切り替わり辛い気持ちが改善することもあります。
介護士との人間関係が辛い場合は転職も考える
看護師と介護士ではできる業務の内容が違う上、責任の重さも違います。
そのため、立場が違う分お互いの大変さを理解しづらい点があるんです。
看護師として、仕事をする上で一番大切なのはあなたの気持ちや体です。
そのため、介護士との人間関係が辛い場合は転職を考えるのもありと言えます。
デイサービス看護師の「辞めどき」おすすめはいつ?
ここからは、退職を考えた方に向けての内容を解説していきます。
オススメの「辞めどき」は以下です。
- 入社してから4,5年目以降
- ボーナスを貰った翌月
ではさっそくみていきましょう。
入社してから4,5年目以降
おすすめの辞めどきの1つは「入社して4、5年目以降」です。
なぜなら、次の職場面接の時にあなたに原因があって仕事を辞めた訳ではないと判断しやすい基準だからです。
具体的には、1つの職場に3年以上勤務ができる方であれば途中で仕事を投げ出さずにできる人と判断されます。
また、4、5年経験があれば施設看護師経験が強みになることもあるんです。
そのため、辞めどきは入社4、5年目以降がおすすめです。
ボーナスを貰った翌月
オススメの辞めどき2つ目は「ボーナスを貰った翌月」です。
ボーナスは今まであなたが頑張って働いた労働に対する対価であるため、もらう権利はあるんです。
だから、おすすめの辞めどきは「ボーナスを貰った翌月」になります。
デイサービスの辞め方とは?円満退職のポイント
辞めどきの時期が分かったところで、ここからは円満退職についてご紹介していきます。
以下4つのポイントを押さえておきましょう。
- 退職の意思表示は最初に直属上司へ
- 前向きな退職理由を準備しておく
- 退職願はフォーマットを確認してから提出する
- スタッフや利用者、利用者の家族にお礼の言葉を述べる
では、順に解説していきます。
1.退職の意思表示は最初に直属上司へ
仕事を辞める理由や日程は、直属の上司に口頭で伝えましょう。
なぜなら直属の上司があなたの人事決裁権を持っており、口頭で伝えることで確実に退職の意向が伝わるからです。
具体的には上司にアポを取り、話のできる時間を作ってもらいましょう。
そこで、退職の理由や日程を伝えるようにします。
このように、直属の上司に口頭で伝えることで、人事決裁の判断がスムーズになり退職を受け入れてもらいやすくなるんです。
2.前向きな退職理由を準備しておく
退職理由は、前向きな内容を考えておきましょう。
なぜなら、退職理由を聞く方も批判的な理由だといい気分ではないからです。
批判的な理由を伝え、退職する場合はあなたは退職する日まで嫌な気持ちのまま出勤しなくてはなりません。
そのため、退職理由は前向きな内容にしましょう。
3.退職願はフォーマットを確認してから提出する
事業所によっては、規定の退職願フォーマットを用意している施設も多いです。
規定されている場合は、そのフォーマットを使用しないと退職を認めてもらえないこともあります。
だから、事前に退職願のフォーマットを確認してから提出しましょう。
4.スタッフや利用者、利用者の家族にお礼の言葉を述べる
退職時には、スタッフや利用者、利用者の家族にはお礼の言葉を伝えるようにしましょう。
人間関係が原因で退職するにしても、今まで共に働いてきたスタッフ達です。
また、同じ職種内で今後も仕事をするのであれば、前職と次の職場の人が知り合いの可能性も高いです。
さらに、あなたに信頼を寄せている利用者さんやご家族さんもいます。
そのため、大人としての礼儀を忘れず対応しましょう。
どうしても退職を言い出しにくいときは、退職代行サービスを使うのも良いでしょう。
詳しくはコチラで解説しています。
まとめ
デイケア看護師として辞めたい、辛い原因について以下の内容があると分かりました。
- 急変対応してが大変で精神的にきつい
- 精神科デイケアでは急変特に、病状によっっては自分にも危害が加わる可能性がある
- 他職種との連携が多く人間関係が複雑になりトラブルが発生しやす
- 夜勤がない分給料も安く待遇に見合わない
- 病棟ではない業務のレクリエーションがあり、企画運営にが大変で嫌い
辞めたい原因が整理できた後は、今回ご紹介した円満退職に向けたコツやポイントを参考に転職をし、新たな道で活躍していきましょう!
よくある質問
デイケア看護師を辞めたい際によくある質問や気になる項目についてまとめました。「こんな事も気になる!」という質問がある方はぜひこちらから探してみてください。
会社を辞める賢い辞め方はある?
会社を辞める賢い辞め方は、以下のような方法があります。
職場に返却が必要な物を事前に確認しておく、病気療養や家族の介護といった引き止められにくい理由を考える、退職後に必要になる書類や手続きの準備をする。詳しくはこちらをご覧ください。
辞めて正解な会社の特徴はなに?
辞めて正解な会社の特長として、以下のケースが挙げられます。
すぐに人が辞める、長時間労働、給与の未払い。詳しくはこちらをご覧ください。
ブラック企業を辞められない理由はなに?
ブラック企業を辞められない理由として、トラブルになることを恐れていることが多いです。損害賠償を請求される、退職を拒否されるなど。詳しくはこちらをご覧ください。