仕事をするときに人間関係が面倒に思えることもあるでしょう。
職場によって、いろいろな人と共に仕事をすることになり、相性が良い人もいれば自分に合わない人もいます。
ただ、人間関係で面倒なことになると、ストレスになったり仕事に集中できなくなったりと、いろいろな弊害が生じます。
「人間関係が面倒に思えたらどうすれば良い?」と疑問を抱くこともあるでしょう。
心理面から対処法まで紹介します。
職場の人間関係は基本めんどくさい理由
職場の人間関係は結論から言うと基本的にめんどくさいです。
職場では友達のように気が合う人が集まるわけではなく、仕事をするために集まっています。
そのため、価値観が違う人もいれば、趣向や仕事への取り組み方に違いが生じることもあるでしょう。
さらに、年齢差による考え方や異性での考え方、職場のポジションによる違いなどで仕事への取り組み方が変わることもあれば、性格の違いで自分と合わない人と仕事をすることもあります。
このような点から、職場の人間関係は基本的に面倒くさいと言えます。
めんどくさい人の特徴はこれだ
めんどくさい人には、どのような特徴があるのか知っておきたいでしょう。
職場ではめんどくさい人がいますが、どの人にも「めんどう」と思われる特徴があります。
以下のような方は、特にめんどくさい人と言えるでしょう。
細かい人
細かい人は、めんどくさいと思われる特徴がある人です。
細かいというルールにもいろいろあります、主に以下の例です。
- ルールに細かい
- 指示がとても細かい
- どうでもいいことに細かい
職場の規則は守る必要がありますが、細かい人はくだらないマイルールを作っていることがあり、自分の思い通りに進まないと気が済まないことがあります。
自分だけに細かいルールを課すのであれば、問題にはなりませんが、それを人にも強要することになれば「めんどうくさい」と思うでしょう。
マイルール持ち込むやつっているよな
自己中心的な人
自己中心的な人も、めんどくさい人の1つの特徴です。
自己中心的な人であれば、相手の都合は気にせずに自分のことだけを考えます。
例えば、自分が仕事で忙しく作業していても、話しかけてきたりサポートを依頼してきたりします。
また、自分が正しいと思っているため、自分が嫌なことや我慢できないことについて話をして「相手がどう思うか」ということは考えません。
自己中心的な人は職場の輪を乱すこともあるため、めんどうで周りから距離を取られることでしょう。
自分の都合で仕事振ってくるやついるよな
上から目線な人
上から目線で話をしてくる人もめんどうに思われるでしょう。
上から目線で話をしてくる人は、自分が優位に立つために相手を褒めることはなく、何でも否定から入ります。
また、自分の自慢話から入り、相手のことを陥れるような話し方や高圧的な態度を取ることもあるため、イライラしてくることでしょう。
何でも上から目線で話す人は気分が悪くなってくるため、めんどうであり嫌がられてしまうため、近く付かない傾向があります。
自分語り多いやつな
感情の起伏が激しい人
感情の起伏が激しい人は、自分の感情を優先して相手のことを考えません。
例えば、朝から気分を害しているなら、挨拶をしても無視されることがあり、少しの会話でも激しく怒られてしまう可能性もあります。
特に女性の職場では見られる傾向が多いです。
気分が良いときは問題ありませんが、感情によって左右されると接しにくいため、めんどうな特徴と言えるでしょう。
触らぬ神に祟りなしだな
モチベーションの低い人
職場では、全ての人がモチベーションを高くして仕事をしているわけではなく、低い人もおられます。
モチベーションが低い人は、「つまらない」などネガティブな発言も多く、最悪の場合は仕事を投げ出して途中で帰ってしまうこともあります。
モチベーションが低い人の尻拭い的な行動を周りがフォローしなくてはいけないので、めんどうなタイプになるでしょう。
やる気ないやついるよな
職場の人間関係がめんどくさいと感じる心理
職場の人間関係がめんどうくさいと感じることには、心理的な要素も含まれています。
どのような気持ちになると、その人のことをめんどうに思ってしまうのか、以下の3つの点を押さえておきましょう。
不快な気持ちになった
職場で不快な気持ちになると、めんどうな気持ちが芽生えます。
例えば、会話をしているときに、悪口を入れたり高圧的な態度を取られたりするなら、不快な気持ちになり、その人への苦手意識が芽生えるでしょう。
職場でその人と接するときに、毎回不快な気持ちになるなら「めんどうくさい」という感情も出てくるでしょう。
言いたいことを我慢した
言いたいことを我慢しているなら、それがストレスになります。
相手にストレートな気持ちをぶつけると、より拗れた関係性になることが分かると、自分の感情を我慢しなくてはいけません。
相手は気持ちをぶつけてくるのに、自分は我慢している状態だとストレスも溜まり「めんどうくさい」と思うようになるでしょう。
自分のペースが乱された
「自分のペースを乱された」と感じるなら、相手に対してめんどうな気持ちを抱きます。
仕事のペースを毎回ある人に乱されてしまうなら、自分の計画通りに作業を進めることができません。
集中力も途切れてしまうことになり、いつもペースを乱す人に対して悪感情と共に近づきたくない気持ちが芽生えるでしょう。
人間関係がめんどくさいことで起こる悪影響
人間関係がめんどくさいように感じてしまうと、自分に悪影響が生じることになるでしょう。
どのようなことで悪影響が生じてしまうのか以下の3点について考えておきましょう。
何をやっても無駄だという気持ちになる
人間関係がめんどうになると、仕事への意欲が失われることもあります。
仕事に集中することができなくなり、下手に仕事を増やすと「文句を言われることも多くなる」と考えるため、仕事へのモチベーションが低下する可能性が高いです。
そのため「何をやっても無駄」と感じて、職場への自発性が無くなることもあります。
疎外感を抱くようになる
人間関係が悪くなれば、疎外感を抱くようになりやすいです。
人間関係が悪化すると、人との距離ができるようになり孤立しているように感じることがあります。
周りが上手く人間関係を構築できていれば、より自分は職場で疎外感を抱いてネガティブな気持ちになり、仕事に身が入らなくなることもあるでしょう。
自分の感情を出せなくなる
人間関係がめんどうくさいと、自分の感情を出せなくなることも考えられます。
人間関係が面倒くさいと、自分の感情を我慢することが増えてきます。
何か言うたびに相手と口論のようになり、より関係性が悪化すると考えるようになるからです。
感情を出せなくなるとストレスになり、職場に行くのも嫌気が差すこともあるでしょう。
めんどくさい職場での対処法
めんどくさい職場で働いている場合は、対処法を身に付けておくことが大事です。
どのような対処法があるのか以下の6点について考えてみましょう。
付き合う人を絞る
職場で、付き合う人を絞ることも考えてみることができます。
職場では、いろいろな人がいるため、全員と仲良く付き合うのは難しい場合があります。
自分が「めんどうくさい」と思える人にはあいさつ程度や業務連絡のみとして深入りせず、無理なく付き合える人のみと親密な人間関係を築くなら、気持ちを楽にできるでしょう。
仕事は仕事と割り切ってみる
めんどくさい人でも、仕事と割り切ることができるなら仕事への集中力を持続できます。
仕事だけの関係と割り切るなら、感情が揺さぶられることをある程度防げるため、支障が出にくくなるでしょう。
めんどくさいおばちゃんなどは、この方法で乗り切れる場合もあります。
仕事はきっちりすることで自信を持つ
仕事をしっかりこなすことを、目的にしてみることもできます。
自分に自信がないため周囲と良い人間関係を築くことを考える人もいますが、その場合はめんどうくさい人とも付き合うことにもなります。
仕事のスキル向上、経験や実績を得ることを目標にするなら、めんどうくさい人との付き合いは最低限に抑えられるでしょう。
社外のコミュニティに足を運んでみる
職場以外で人間関係を築くことも1つの良い方法です。
社外でサークルや趣味などのコミュニティに参加するなら、新たな人間関係を築くことができ、職場のめんどうくさい人間関係も負担を軽減できます。
また、社外の人と接することで新しい考えを取り入れられるなど、メリットも得られるでしょう。
新しいことに打ち込んでみる
新しいことに打ち込むことで、めんどうな人間関係が気にならなくなることもあります。
新しいことに打ち込むことで自分の注意が人間関係でなく、その夢中になっているものに変わるため、感情が害されるリスクも減少するからです。
仕事の能力アップにもつながる可能性もあるため、意識してみるのもおすすめです。
転職して環境を変える
転職をして環境を変えてみるのも良い方法です。
職場に馴染めないなら、自分から居場所を変えてみることで心機一転して頑張ることもできます。
人間関係がめちゃくちゃな職場だと、自分の努力だけでは難しいこともあるため、考えてみましょう。
「職場のストレスがかなりつらい…」という方は、ストレスの理由とその解消法をこちらの記事でチェックしましょう。
まとめ
- 職場には必ずめんどくさい人がいる
- 相手の言動によりめんどくささが生じる
- めんどくさい人がいることで自分の仕事へのモチベーションに影響が出る
- めんどくさい人に応じて対処する必要がある
職場の人間関係はめんどうくさいように思えることがありますが、その環境に応じて対処することが大事です。
職場の人間関係によって自分へのデメリットが大きくなることは避けたいため、自分にとってベストな対処法を考えて行動するようにしてください。